■春の兆しと真冬の降雪とが一日おきにやってくる、妙な季節である。日差しはあるものの風の冷たかった週末の日中、駅へ向かって歩いていると、向こうから女子高校生の集団がやってきた。卒業式だったのだろう。胸に揃いの花をつけ、大声で笑いあっている。大変なはしゃぎ様である。

「JK!終了!!!」
「ぬおおおおおおお」
「ラブとか何もなかったわwww」
「ざけんな!!」
「JKじゃなくなってこれからどうやって生きていけと」
「月末まで有効じゃね」
「やべえちょっとモテてくるわ」

■「女子高生」というコトバがブランディングされて久しい。男子高校生よりも女子高校生の方が、より「高校生」でなくなる切なさは大きいのかもしれない。笑い転げながらゆっくりゆっくりと歩いてくる彼女たちとすれ違いながら、そんなことを思った。